シニア世代に笑顔と勇気を与えた『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』(21)がパワーアップしたシリーズ第2弾のテーマは「再春」。仕事や子育てが一段落した今だからこそ、自分の人生を楽しく豊かに過ごそう、やり残したことに再びチャレンジしてみよう!と、新たに提案している『お終活 再春!人生ラプソディ』。
前作に続いて高畑淳子と橋爪功が夫婦役を演じているが、妻の千賀子(高畑淳子)は結婚前の夢だった「シャンソン歌手としてステージに立つ!」という目標に向かって大張り切り。一方の夫・真一(橋爪功)は要介護1の認定を受けしぶしぶデイサービスに通うことになる。そこで出会って意気投合する木村を演じるのが、今作からの出演となる喜劇の大スター、大村崑。
撮影当時81歳の橋爪功と91歳の大村崑。芝居の世界の第一線で活躍してきた二人だが、実は共演するのは初めて。そんな二人が初めて出会った楽屋でのトークと、撮影を終えてお互いへの印象を語ったインタビュー動画が初公開された。橋爪が「(大村さんは)大スターさんだからね、いろんなこと聞き出しました」と語れば、一方の大村は「(橋爪さんは)喜劇役者以上に喜劇ができる人!」と太鼓判。
そんな二人の共演シーンの目玉はなんとダンス! ダンサーのSAMさんが医師や理学療法士とタッグを組んで開発した「ダレデモダンス」を、真一と木村が通うデイサービスのレクリエーションの時間に軽やかに披露しているのだ。しかしそこはベテラン俳優の二人。普通に踊っては面白くないからと橋爪さんが「わざとヘンな動きをしましょう」と提案するも「わざとではわかってしまうから面白くありまへん」と大村さんが返し、プロデューサーから「真剣に踊ってください!」とお願いされる一幕が映ったメイキングも公開された。
■『お終活 再春!人生ラプソディ』特別映像ー橋爪功(82)大村崑(92)初共演トーク
劇中で踊っているのは橋爪と大村の二人だけだが、エンドロールでキャスト全員が踊っていることも発表された。ダンスが得意な剛力彩芽、松下由樹や舞台で鍛えた水野勝、凰稀かなめらに混じって、高畑淳子や長塚京三、石橋蓮司ら名優たちのダンスシーンも必見。こちらの映像は5月31日(金)からの劇場公開でぜひ楽しんでほしい。
そしてお終活をポジティブに楽しむ『お終活 再春!人生ラプソディ』に対して、各界から応援コメントが続々到着した。
<以下コメント(順不同・敬称略)>
◆鎌田實 医師・作家
認知症になっても野球の監督ができ、かえってシャンとした。
若い時にはなれなかった シャンソン歌手にもなれる。
「おもしろい事をした人の勝ち」と確信。
再春の生き方指南! わかりやすくて、おもしろい。 感動!感動!
◆綾戸智恵 ジャズシンガー
大阪に泣き笑い新喜劇というのがあるんだけど
大泣きと大笑いは、薄皮隔てて真隣にある。
こんなにどストレートに迫る画面。
ベタな偶然さえ深く私の胸を抉る。
キャスティングの素晴らしさも重なって見てよかったぁーと。
まだまだ語れるけどとにかく見て下さい!
◆野々村友紀子 放送作家
手放した夢も、見失いかけた愛も、あの頃の 青春も、消えたわけじゃない。
諦めなければ、それはいつでもそこにある!
「いつかまた会えたらいいな」と思っていたあの人に、
今すぐ走って会いに行きたくなった。
◆にしおかすみこ お笑い芸人
時々、私は介護で疲れ自分らしくいられない。映画の中の人達も人生いろいろ。その割に悲愴感ゼロ。
生き生きと愚痴るし『再春』する。主婦の千賀子(高畑淳子さん)なんてシャンソンを始めちゃう。
その姿に笑い、泣き、歌声にエールをもらう。
好きなことをし自分なりの『人生ラプソディ』を奏でたいと思わせてくれた。
◆おざわゆき 漫画家(『傘寿まり子』)
この家族は日本のどこかに存在するに違いない…。
というよりまるで実家の話が映画化されたみたい!
エピソード・キャラクター・空気感まで他人とは思えない。
橋爪さんのダメ夫の仕上がりが自然すぎてすごい。
高畑さんがとにかく明るく柔軟で救われる。
この2人が夫婦で面白くない訳が無い!
◆横森理香 作家
親の介護と終活、自分の老後も気になり始めた大人女子必見の映画。
デイケアではどんなことするのか、納骨堂見学シーンも出てきて、
老化はどのように進むかも分かり・・・ この映画自体「終活」になる✨
親子の人情話に感動しつつ、見るだけで終活できる映画です(^^)/
◆嘉島唯 ライター
60歳以上の親を持つ人は、ぜひ劇場に両親を連れて行ってください。
見せる・見るだけで親孝行できます。
私も数年前に父が倒れて奔走したのですが、
なぜその前にこの映画が世に出ていなかったのか!
見ておきたかった! 心構えが全然違ったのに!
本作は、親の終活への重い腰を上げてくれる1本。
シニアの必修映画です。
◆黒川伊保子 人工知能研究者
人生のピークは56歳以降にやってくる。
ヒトの脳の出力性能は、56歳からの28年間に人生最大になる。
このため、「その人にしかできない、味わいのある表現」は60代以上にこそ訪れる奇跡。
主人公の千賀子は、ラストの歌唱で、これを見事に証明してくれました。
おばちゃんの趣味ごときに、こんなに泣かされるなんて……
でも、だからこそ人生(映画)は面白い。
◆室井佑月 作家
生まれてきて良かった、そんな思いになる映画です。
人は愚かで愛おしい。
私もみんなも、愛とともに生きている。
5月31日(金) 全国公開!!